【プレスリリース】株式会社笑農和の水田用IoT水門「paditch」を活用した連携取組について

2021年9月8日

 

株式会社笑農和の水田用IoT水門「paditch」を活用した連携取組について

MS&ADインシュアランス グループの三井住友海上火災保険株式会社(社長:舩曵 真一郎、以下「三井住友海上」)は、株式会社笑農和(えのわ)(富山県滑川市、社長:下村 豪徳、以下「笑農和」)が製造販売する「水田用IoT水門『paditch(パディッチ)』」を活用した「スマート農業の普及」と「集中豪雨時における減災対策」に向けた連携取組を全国で展開します。

 

1.連携取組の概要

(1)スマートフォンと連動し、遠隔地から田んぼの水位を簡単に調整できる『paditch』普及を共同で推進することにより、農作業の生産性向上と担い手不足対策に寄与する。

(2)集中豪雨時には『paditch』の水位を調整し、田んぼの貯水量を最大限に引き上げることで「ダム(田んぼダム)」としての機能を発揮させ、減災対策につなげる。

(3)集中豪雨によって『paditch』が水没して損害が発生した場合や、破損・盗難による損害を独自に補償することにより、農家(購入者)の破損等のリスクに対する懸念の払拭を図る。

 

2.本取組の背景

三井住友海上は、自治体・NPO法人・ベンチャー等と連携し、「スマート農業」普及を支援しています。その中で、笑農和の「水田用IoT水門『paditch』」を導入した水田では、農作業の生産性が劇的に向上し、米の「収量」と「質」が高まるという効果が実証されており、農業従事者減少や休耕地増加など、農業界・地域が抱える課題解消の一助として案内したいと考えました。

また、集中豪雨時には、『paditch』の水位調整を通じて田んぼの貯水量を最大限にし、田んぼを「ダム」として機能させることにより、水災の減災としての効果を期待しています。

なお、これら水田用IoT水門については、購入者から破損等のリスクへの不安の声が寄せられていたことから、今般、三井住友海上が独自の補償制度を開発し、笑農和が『paditch』に本補償をセットして提供するに至りました。

 

3.今後の展開

三井住友海上は、笑農和と連携し、自治体・農業団体への勉強会・デモ展示会の開催を通じて、スマート農業による地域の活性化・社会課題の解決を図ってまいります。

 

<本件に関するお問い合わせ先>

三井住友海上火災保険株式会社 富山支店 富山第二支社 TEL:076-441-2938

株式会社笑農和(えのわ)代表取締役 下村豪徳    TEL:076-482-3998

 

 

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以 上