【プレスリリース】水田のメタンガス削減にも貢献できるスマート水田サービス「paditch(パディッチ)」を運営する株式会社笑農和が株式会社脱炭素化支援機構からの資金調達を実施

スマート水田サービス「paditch(パディッチ)」の開発、運営を手掛ける、株式会社笑農和(所在地:富山県滑川市、代表:下村豪徳)は、脱炭素に資する多種多様な事業に対する資金供給などの活動を行う、株式会社脱炭素化支援機構(代表取締役社長:田吉禎彦、英語名称:Japan Green Investment Corp. for Carbon Neutrality (JICN)からの資金調達を実施いたしました。

 


■株式会社笑農和とは

 「IT農業を通じて笑顔の人の和を創り社会に貢献する」を企業理念とし、水稲栽培で一番作業時間のかかる水管理をDX化し、超省力化する『paditch(パディッチ)』を主力製品として開発・販売を行っています。
paditchの特徴は、スマートフォン、タブレット、パソコンと水田の水門やバルブをIoTで繋ぎ、事務所や自宅、外出中にも遠隔で水位・水温の確認や開閉作業を行うことができるシステムです。また、データドリブンで24時間自動開閉も可能で温暖化で水不足が叫ばれる中、収量・品質UPに貢献しています。

現在は水田由来のカーボンクレジット(排出権)販売の取組を行っています。

 

■スマート水田サービス「paditch(パディッチ)」とは

 paditchはスマホ・タブレット・PCを使用して、水田における水管理の遠隔化・自動化を実現する製品です。今後は自動化の分野において気象データ・各種のセンサー情報・栽培履歴等を駆使して水管理の最適化を図ります。これにより、農業者は過去の経験や勘に頼った栽培から脱却し、最高の収穫量や食味を自動的に得ることが期待されます。十分に栽培指導を受けられなかった担い手や、新規参入者の栽培ノウハウ支援ツールとしての需要を見込んでいます。

paditchの主な機能と特長
・水温・水位を自動で管理できる
・スマートフォンやPCで、水門を遠隔開閉できる
・タイマーで自動開閉ができる
・全体開閉・個別開閉・エリア開閉ができる
・クラウドで管理されており、データが蓄積できる

設置による実証実験の結果
・水管理にかかる時間が80%削減(農林水産省の静岡県での実証事業で得られた結果)
・paditch導入圃場は未導入圃場と比較し、最大16.4%収量が増加(農研機構への調査依頼の結果)
※2023年12月時点で全国で約1,230台導⼊されている。
https://paditch.com/product/paditch-gate

 

 

■今回の資金調達について

今回の資金調達により、水田のメタンガス削減を遠隔・自動で行う事で、水田由来のカーボンクレジットを販売するpaditch sus の開発、さらには、稲の生育ステージを判断しながら、適切な水管理を様々なデータを元に提供を行っていきます。

 

■引受先

株式会社脱炭素化支援機構  福井 義高氏 のコメント

国内外の水稲農業従事者の経営安定化へ寄与し、更に水田の中干し期間の延長によって
温室効果ガスの抑制に貢献する株式会社笑農和へ出資参画できたことを大変喜ばしく思
います。今後、株式会社笑農和の事業が拡大し、農業由来のメタンガス削減と地域の活
性化につながっていくことを期待しております。脱炭素化支援機構は、2050年カーボン
ニュートラルの実現に向けて、脱炭素に資する多様な事業への呼び水となる資金供給を
積極的に行ってまいります。

 

 

【株式会社笑農和会社概要】

会社名 :株式会社笑農和(Enowa Co.,ltd.)
所在地 :〒936-0053 富山県滑川市上小泉1797-1
E-mail :info@enowa.jp
設  立 :2013年2月
事業内容:スマート水田サービスpaditchの開発・運営/スマート農業コンサルティング
HP  :https://enowa.jp/

 

【スマート水田サービスpaditch参考情報】

HP  :https://paditch.com/