こんにちは、富山発農業コンサルティングの株式会社笑農和(富山県が有望なベンチャーとして重点支援するTスタートアップ企業に選ばれました!)です。
当ブログをご覧いただきありがとうございます。
今回の記事は…
2023年1月18日放送 KNBラジオとれたてワイド朝生!内「アグリボイス」 ゲスト 有限会社スタファーム様の回をお届けします。
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今、日本の農業は、高齢化に伴う離農、担い手不足、耕作放棄地の増加、異常気象と、様々な課題、問題に直面しています。
このコーナーでは、ITを使って、そのような問題を解決しようとしている株式会社笑農和の下村社長と笑農和の技術を使って農業を実践している農家の方にお越しいただき、今後の農業についてお話を伺います。
株式会社笑農和の下村豪徳社長です。よろしくお願いします。
さて、下村社長今日からこのコーナー始まりましたが、まずはこの笑農和がどのような会社なのか、教えていただけますか。
はい、まさしくこのITを使って農業を変革するということをやってます。IoTとか、AIですねこういったものを活用してスマート農業の中でも、お米に特化してですねスマート水田を実現するサービスを作っています。
パディッチ(paditch)というサービスで開発販売をメインに活動している会社でございます。
このパディッチっていうのがすごいんですよね。実際にね活用していらっしゃる方にお話をお伺いするんですが、まずはその、なぜこのITを使って農業をするようになったのか教えてもらえますか
はい。私の実家がですね米農家で私米農家の生まれなんですけども、弟が今は生産を継いでます。私はITの業界にいきまして、製造業の生産効率を上げるようなそういうシステム開発をやってたんですけども。ふとですね実家も弟も含めた農業見たときに、ちょっと産業として遅れているなっていう課題感に気づきましてありとあらゆる産業が情報とかテクノロジーをうまく活用することで成長していったんですが、農業もそういったものが入ることで成長できるんじゃないかということにちょっと期待をしまして未来の農業をもっと産業として活性化していこうというふうに思ってこのテクノロジーを、ITを農業に活用していこうと思いました。
本当にこの、未来の農業を考えていくようなね、そんなコーナーになりそうですけれども毎回ゲストの方お招きします。今回のゲストをご紹介いただけますか。
今日はですね、有限会社スタファームの廣地社長にお越しいただいております。
よろしくお願いいたします。さあスタファームさんは普段どのようなお仕事をされてるんでしょうか?
はい、弊社はですね、高岡市の醍醐という地域で、事業を営んでおります。醍醐というのは、高岡市南部の戸出という地域の中に位置しております。
経営面積としては全体で55ヘクタール。ということで、稲と大麦、大豆、を中心にしております。稲が44ヘクタール、麦が8ヘクタール、大豆が4ヘクタールで、今の時期の周到野菜として、人参を3ヘクタールといった内容で、農場経営を行ってます。
今回このね、パディッチを導入したきっかけってあったんですか。
はい実はですね、4年前、令和元年にですね、私どもの醍醐地域から少し離れた、少しといいますかでも直線距離で7キロ離れてるんですけれども
その離れた地域で、担い手さんが離農される農業やめられるということで、その圃場を請け負ってくれないかという相談があったことがきっかけです。
7キロ離れてると、うん。いろいろ大変なことありますよね。
そうですね。はい。まずは当然田んぼですので、はい。水を見に行かなきゃならないという部分が一番の大変さですかね。はい。
そこでパディッチの登場というわけなんですね。どういうふうに話を進めていかれたんですかそれじゃ、こんなふうにしていこうみたいな。
そうですね7キロも離れているので、やっぱりそこに通われて、また田んぼ回られてるというそれに相当時間かかりますと、やっぱり1日2回3回やられているのでそれだと先ほど人参やられてるってこともありましたけど、やっぱそこにも時間が割けないみたいなどっちも時間を取られてしまうのでそこにパディッチをいれることでまずこの時間削減できるんじゃないかというところと、あとは見に行かなくても、この稲にとって良い水管理が自動的にできることで、稲の収量品質にも影響を与えるんじゃないかといったところをご提案したというところですね。
見に行かなくていいっておっしゃいましたけど、本当に全く行かなくてもいいんですか。
はい。そうですね実際今、下村さんが言ったように、1日、それまでは、必ず1回は田植え終わった後ですね、行ってたんですけれども、多いときですと、当然あの水がよくちゃんと入る、田んぼと入らない田んぼもあるんで、多いときですと、2回から3回、1日に見に行くこともありました。
実際パディッチを導入しますと、本当に2日に1回か3日に1回しか見に行かなくてもいいような状況になるし
えーとですね、うちに導入した機械は、センサーも付いておりまして、水の温度と水の水位、高さをきちんと判別してくれるセンサーも連動してる機械入れたので、実際その設定もしてしまうと、本当に触ることもほぼないですね。
へえ。しかも7キロ離れた、へえ。へえその人のやりくりなんていうのも結構楽になった感じなんですか?
そうですねさっき申しましたように、回数も減ってるので、実際見に行く作業時間は3分の1から4分の1にまで減っているので、はい。
実際、変な話、人が1ヶ月丸々働いたことを考えますと、1人が2ヶ月半分ぐらい働く時間は、完全にフリーになった状態です。
すごいですね。操作っていうのは、タブレットとかパソコンでやるっていうことなんですか?
そうですねタブレット、パソコン、スマートフォンをインターネットに繋がるものであれば、はい。
どんな端末でもどこからでもできるという感じですね
いつでも大丈夫です。はい。ですから夜中とかですね、人がやってるとなかなか回れないような時間帯もタイマー設定とかこの水のセンサーと連動することで、24時間動いてもらえるというような、水管理ができるということですね。
そうなんですね。でもですよ、ラジオ聞いていらっしゃる農家の方で、んなもん見にいかんかったら、もうちょっと取れる量減ったんじゃないかとか、そんな方いらっしゃるんじゃないかなと思うそのあたりどうですか。
実際ですね最初の1年は自分らで水回ってたんで、うん。水が行き届くとこ行き届かないとこ、管理が行き届くとこと行き届かないとこがやっぱり現れて、逆にといいますかね、同じ地域でも米が取れる田んぼと取れない田んぼ。たくさん草が生えてしまう田んぼと生えない田んぼっていうふうにいろんな田んぼができてしまってたんですけれども、機械入れたことによって水が安定供給されてるんで、正直、除草剤を撒く回数も減りましたし、実際収穫の収量も5%から7%ほど上昇しました。平均で。
やっぱり稲にとって良い環境が作られるから本当に収量が上がるってことですね。
へえ。いいことばっかりですね。。例えば導入するのに結構そのお金がかかるみたいなそういう部分は
やっぱりまだまだですね1台あたりっていうのはそれなりの金額がします。
ただ今回、この廣地さんにご提案したのは、ちょっとタイミングもあったんですけどもちょっと補助金もあったので、そういうなものを活用されると、なおそこはお安く導入できますということでどうですかというようなご提案を差し上げました。
はい。でもその農業辞められる方の代わりにっていうことですけれども、その今後の農業ってどんなふうになっていけばいいなみたいな展望って聞かせてもらってもいいです。
はいですね。いかに戸出という同じエリアでも、実はこの離れた地域というのは、私どもの地域とは、完全に対角線の対角。うちは北西部にありまして、そこは南東部にありますんで、
当然地域の方と繋がりも特にあったわけじゃないので、そこは非常に難しいところはあったんですけれども、担い手がいないということでご相談いただいたいうこともありますけれども、ちゃんとそこの地域の方々が受け入れてくださったりというところが一番大きいと思います。
ですので、やっぱり今後、こういった問題ってたくさん出てくると思うんですけれども、若い方とか新しく農業をスタートしたいという方には、こういった関係が一番大事だと思ってまして、地域ぐるみでやっぱり新しい方も、自分とこの地元の人間じゃなきゃ嫌やわではなくって、ちゃんとそういったよそから来られた方も、地域で受け入れて、もう一緒にこの農地を守っていこうというような、心粋が大事でないかなと思っております
やっぱ続けていくためにはそうですよね
なんかこういう形でいろんな地域で、下村社長増えてきそうですね
今後は増えていくと思います。やっぱり増えていく+次つられる方は、面積も今より増えるのでそうすると今までのやり方ですと、やっぱりやりきれないやっぱりきつい農業っていうイメージのままになっちゃうと思い、だからこういうテクノロジーITですとかこういう設備機械を投資することで未来はもっと楽しくてそこまで時間かからない楽な農業というものを残すことで、次の負担を減らしていくっていう未来を作っていきたいなと思ってます。
農業の未来を作っていくことになっていきそうですよね。貴重なお話聞かせていただきました。今日はスタファームの廣地社長、そして笑農和の下村社長にお話を伺いしました。
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